おいしい魚が食卓に並ぶ
「当たり前」の日々を次の世代につなぐ
魚類生産・経営の新たなスタンダードとなり、
養殖5.0を社会に実装する
会社名
Aquacraft株式会社
所在地
東京都東大和市1-18-16にしきビル203
設立
2022年7月
代表取締役
加地 誠
事業概要
1. 水産養殖事業者向けのデータ分析・管理サービスの企画・開発・販売及び保守
2. ソフトウェア及びハードウェアの企画・開発・製造・販売・保守・賃貸・輸出入
3. 生鮮食品、保存食品及び加工食品の企画・調査・開発・デザイン・販売・コンサルティング
4. 広告、宣伝、販売促進に関する企画・調査・制作
5. 前各号に付帯関連する一切の事業
スーパーには鮮魚が並びますし、飲食店に行けば新鮮でおいしい魚が食べられます。そんな日常が当たり前のものだと思って生活してきました。しかし日本の水産業は生産量や消費量、労働人口が年々減ってきており、徐々に輝きを失ってきていることを知りました。その事実を知ったことが水産業に問題意識を抱くきっかけになりました。
豊富な水産資源に囲まれた国とはいえ、持続可能な状態で資源を活用し続けられるようにするには「獲る」だけでは利用できる資源が限られてしまいます。そこで注目されているのが「育てる」漁業、養殖業です。食卓の魚食文化を守るためには養殖業をまず元気にしていくべきだと考え、Aquacraftを創業することになりました。
給餌養殖はコスト全体の7割前後がエサ代になりますが、エサの消費量は魚の大きさ、尾数、体調、環境など多くの変数で決まってきます。原価率が高く、変動費比率も高い事業構造にどうしてもなってしまうため、売上とコストの双方を最適化しないと事業を安定的に成長させるのが難しくなります。
近年様々なIOT機器の開発やネットワーク化が進み、養殖の現場や手法は確実に進化してきました。しかし養殖現場ではまだまだアナログな紙でのデータ収集・保管が一般的に行われており、紙のまま眠っているデータが多くあります。データは断片的なままで統合しきれていないため、横断的な分析・可視化も簡単には行えません。そのため養殖経営における意思決定の多くはどうしても勘や経験に依存したものとなってしまいます。
日々の養殖日誌をはじめとした業務データや販売データをつないでいくことで売上やコストを見える化し、養殖を営む生産者の意思決定を支える。養殖経営にイノベーションを起こす。日本の養殖業の生産者の方々の経営が安定するよう、日本の魚食文化を守っていけるよう、我々はこれからも挑戦を続けてまいります。